いつまでも生きがいとか言ってんじゃねぇよ (^^)/

1.20.2023

次に「断腸亭日乗」を読む

年明けから、泉鏡花を読んでいました。
これまで、敬して遠ざけるという感じだったのに、なぜか、読み始めたのです。

ところが、読んでみると、ふつうに読めるではないか、読めるだけでなく、案外おもしろかったのです。
で、自信をつけたというのも、また変なのだけれど、いろいろの流れで、永井荷風を読み始めました。
ただ、鏡花も荷風も、昔、いまよりはるかに若いころ、いくらか読んではいました。
でも、あまり響かなかった、それが、ここに至って、そうでもないということに気づいたわけです。

で、「断腸亭日乗」です。

これが、またこころに沁みるというか、実にまあ、よい。
いまでは、ほとんど使われない漢語や言い回しを、わからないときは、調べたりしながら(辞書を引くときもあれば、iPhoneで検索したりして)ゆっくり読み進めていると、この齢になってこそ、要不要や時間的制約に縛られることもなく、好き勝手に本を読める幸せを、しみじみと感じます。