いつまでも生きがいとか言ってんじゃねぇよ (^^)/

7.26.2008

古くて長いもの

光文社古典新訳文庫から「アンナ・カレーニナ」(全4巻)が刊行されている。
訳者は、望月哲男という北大スラブ研究センター教授(近代ロシア文学)
昔、新潮文庫(木村浩訳)で読んだけれど、ただ退屈だった。
読み通すことが目的だったから、退屈でも何でもかまわないのだった。
この光文社の企画は、すばらしいと思う。
「幸せな家族はどれもみな同じようにみえるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある。」で始まる、トルストイの偉大な作品を、この文庫で、もう一度読んでみたい。
ところで、いま「チャタレイ夫人の恋人」を読み返している。
「現代は本質的に悲劇的な時代である。」で始まる、伊藤整訳を次男の伊藤礼(作家、元日大教授)が、削除部分を訳出して完訳版としたものだ。
最近、本を読む気概(?)が甦ってきて、さらに、なんでか知らないが、古いもの、長いものを読みたいのだ。

写真は、石山通りから平成ポプラ並木(こんな名称が付いていると知らなかった)に入ったところ。