建前なら建前らしく
空気だけじゃない、漢字も読めない総理大臣が、景気回復に「全治全能を傾ける」と発言した。
踏襲(ふしゅう)や未曾有(みぞうゆう)のようなインパクトには欠けるので、大きくは話題になっていない。
でも、これは「全身全霊」の誤用だろう。
「全治全能」には「その人の持っているすべての力」という意味もあるけれど、「何でも知っており、何でも出来ること(例:全治全能の神)」の意味合いで使われる。
問題は、その誤用ではなく、言葉が、いかに空虚な使われ方をしているか、ということなのだ。
建前が建前にすら受け取られなくなっている。
建前なら建前らしく、正しい言葉遣いと真摯な態度で表明すべきものだ。
ときどき浮かべる、あの薄笑いも、やめてもらいたい。

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