いつまでも生きがいとか言ってんじゃねぇよ (^^)/

8.27.2012

東山魁夷展を見に行きました

はなから、こんなことを言うのは、ただの偏屈でしかないのだけれど、どちらかというと、東山魁夷の作品を、あんまり好きなわけじゃありません。
しかし、好きとか嫌いとか、そんなレベルの話は、どうでもいいわけで、せっかくの大規模な特別展が、札幌の道立近代美術館で開催されているので、見に行きました。(妻に引きずられて)
さすがに、80点あまりの作品を一挙に見ることができる機会は、そうありません。

いきなりですが、空がスゴイ。
「秋翳」の空が、「冬華」の空が、凄絶な美しさを湛えています。
北欧旅行から描かれたフィンランドの風景「白夜光」には、はからずも感動しました。
縦150×横200センチを超える作品を、実物で見ると、圧倒的な迫力です。
手前半分を埋める針葉樹林の深い森と、その向こう遠くに湖面が淡い日の照り返しを受けて輝いています。
黒い大地を冷涼な大気が覆い、人間を寄せ付けない厳しい自然は、寂寥感よりも、むしろ清々しさを感じさせます。

パリ郊外の公園を描いた「静唱」もありました。
なぜか、長野の信濃美術館で見たときより、いっそうすばらしく感じられました。
東山魁夷って、わりと退屈なんだけれど、今回は、見に来てよかったなあ。
ホールの売店に群がる人々に混じって探すと、「静唱」の陶板画が置いてありました。価格は57万円。