いつまでも生きがいとか言ってんじゃねぇよ (^^)/

10.12.2012

受賞しなくてもいい

村上春樹のノーベル文学賞受賞は、なりませんでした。
わたしは、彼の作品のほとんどを読んでいますが(なかには、何度も読んだ作品も)、文学的な価値(というと、わかるようなわからないような感じになりますが)を、実は、あまり認めていません。
とはいえ、結局、読むわけですから、わたしは、きっとファンなのでしょう。
だから、彼の作品を貶めるようなことを言うつもりはありません。

でも、それとこれとは違っていて(どれとどれなのかよくわかりませんが)、村上春樹が、ノーベル文学賞を受賞しなくても、別に、いいと思います。
以前にも、書いたことがありますが、よく「環境音楽」とか「環境映像」などという、それらに触れることで、気持ちよくなる、リラックスできる芸術作品の分野があって、村上春樹は、あれの小説バージョンなのだと思います。
ライトノベルよりは、重く、エンターテインメントよりは、いくらか冗長だけれど、思わせぶりな展開の(しかし、納得させる結末には、決して至らない)、蠱惑的な女性が多く登場し、終始オシャレで、しかも、なにより読みやすい。
「ノルウェーの森」以降、「環境」色が濃くなり、ファンを一気に増やしました。

すでに亡くなった作家は、対象にならないそうですが、安部公房(1924~1993)に受賞してほしかったです。
大江健三郎が受賞したのは、1994年。
もし、安部公房が生きていたら、大江健三郎の受賞は、なかったかもしれません。