アホを擁護するな
大学入試で携帯電話を使いヤフー知恵袋に投稿し、偽計業務妨害容疑になった事件について。
次のような意見もありました。
「京大等で入試問題の回答を知恵袋で問うた人がいた件、この「ネットワーク&ITの時代において問題を解く力」がある学生を入学させたいなら、こういう人まさに合格させるべきな気がする。」(ちきりん)
まず、ネットリテラシーから言えば、カンニングであれ、愉快犯であれ、あっさり捕まるようなら、ただのアホでしょう。
もし、本当にカンニングだったとすれば、ヤフー知恵袋なんかを使う点で、かなりアタマも悪いようです。
第一これが「問題を解く力」でしょうか?
この受験生が解いた「問題」は、目の前の試験問題ではありません。
彼(彼女)は、カンニングの方法を「解いた」のです。
ネットの使い方(それもアホな)を考え、実行する「力」を、世間に示しましたが、そのあげく、いつバレるかと怯えているわけでしょう。
大学に合格できても、試験ではやっぱりカンニングし、講義で質問されれば、すかさず検索し、レポートはウィキペディアからコピペするのでしょうか。
上記のちきりん氏みたいな意見は、ネットのなかの売名行為として、いろいろなバリエーションがあります。
たとえば、次のような。
「大新聞は批判しかしませんが、「ヤフー知恵袋」が体現しているのは実はネットの優位性なのではないでしょうか。」(木走日記)
長々と説明したあとの結論がこれです。
「実は」も何も、そんなことは指摘されるまでもありません。
ネットの双方向性や、アホも発言できるという優位性?は、確かにあります。
でも、それが、入試での不正行為と何の関係があるのでしょうか?
「今回の事件は日本人への抑圧機能としての「大学」という存在を批判し、風穴をあける一撃とも言えるのではないだろうか。」(眼光紙背)
問題が違います。
「大学」のあり方と、入試での不正行為は、関係がありません。
でも、あげ足取りで言えば、「風穴をあける」ことが、ルール無視や犯罪を伴うものなら、その「風穴」は、すぐにふさがれ、より強固にガードされるだけでしょう。
後先を考えられないアホが、ひとり出現するたびに、規制が増え、大勢の人たちが迷惑します。
新聞の社説がどれも同じだからといって、異なる視点でモノを言いたいがために、アホの行為を擁護するような解釈を垂れ流してはいけません。
(あ、でも、自戒しなくちゃ)

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