「自炊」の続きの続き
やっぱり、違和感をぬぐえないのは、訴えた相手が「自炊代行業者」であるという点です。
業者の行為が、著作権法の解釈で違法とされ、禁止されたとしても、作家にとって、よいことはひとつもありません。
海賊版の問題は、「自炊代行業者」のせいではないからです。
出版業界は、作家たちを矢面に立たせることで(著作権を持っているのは彼らですから、うんと焚きつけたのでしょう)、世の中の共感を得られると考えたとしたら、とんでもない勘違いです。
会見した7人の作家たちは、みんなバカに見えました。
なかでも、東野圭吾は、ミステリー作家に似合わない非論理的な主張で、評判を落としました。
また、浅田次郎は、作風通り情緒的な主張で、ウケをねらいましたが、失笑ものでした。
本は、再販制度により、「書店で売れ残って出版社に返品される書籍は年間5億冊を超え、そのうち約2割の1億冊が断裁処分」(昭和図書の推計)されているといいます。
紙の本を誰がどう扱うかという問題を言うなら、こんな時代遅れの再販制度こそ、変えなければならないでしょう。

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