いつまでも生きがいとか言ってんじゃねぇよ (^^)/

2.20.2012

探す本はたいてい見つからない

探していたのは、別の本だったけれど、乃南アサ「凍える牙」の文庫本が出てきたので、読み始めたら、まるで、テレビドラマの再放送を見ているかのように、おもしろい。
こんな話だったか、と不思議な気がしながら読む。(単に、忘れているだけです)
探していたのは、清水義範の本でした。
自宅にないとわかって、一昨日、疎開先(生家)も探索したけれど、やっぱりありません。
それも、清水義範が、ごっそりないので、おそらくは、2年前に引っ越したときに、処分したのでしょう。

ところで、ちくま文庫から、「パスティーシュ」選集という企画で、全6冊が出ていますが、「パスティーシュ」(フランス語でパロディ作品のこと)という言葉は、どうなのかなと思います。
清水義範のデビュー時に、編集者が売り文句に使ったらしいですが、はじめから、癇に障る言葉でした。
清水本人も、違和感を持ったようなニュアンスのことを書いていた気がしますが、本が売れることに、不満を言うわけもありません。
単なるパロディに収まらないところを「パスティーシュ」なんて言葉に言い換えたのでしょうが、読者を圧倒し、かつ、煙に巻く、アイデアの秀逸さとユーモアに満ちた文体のパワーを、とても言い得ているとは思えません。