自然に洗われる
ウィリアム・K・クルーガーのオコナー保安官シリーズを読み返しています。
ハードボイルドミステリという分類になりますが、物語の舞台となるミネソタの田舎町の美しく厳しい自然の描写に、ふしぎと癒やされる感じがします。
物語のバックグラウンドには、もうひとつ、先住民の存在があります。
主人公のオコナーは、母親から先住民の血を受け継いでいますが、過去からのさまざまな確執を経て、先住民と共生する社会で、彼は、しばしば微妙な立場になります。
このシリーズは、全部で14作ありますが、その半分までしか翻訳されていません。
もったいないことです。
最近(といっても、3年前ですが)シリーズ外で「ありふれた祈り」が刊行されました。
ぜひ、ほかの作品も、訳出してほしいものです。
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