おカネの話でもない
今度は、おカネの話でもない。
マンションを選ぶということは、予算とのバランスを考え、何を優先し、何をあきらめるかという選択になる。
マンションという商品は、複雑な要素で構成されていて、建物のハード的な品質や住まいとしての使いよさのほかに、立地(最寄り駅や周辺環境)、間取りの方位や階数、そして眺望(将来の予測も含めて)、あるいは資産価値(売ったり貸したりできるか)など、それらが組み合わさって納得できる価格かどうかが問われる。
値引きという要素についても、単純ではない。
デベロッパーの販売戦略により値引きの時期や方法にも種々あるので、一概に比較できない。
家電製品ならば、どこで買おうと同じ機種は同じなので、値引き合戦が成立するけれど、マンションは、そうもいかないところが難しいのだ。
そうすると、選択の基準は、おのずと見えてくる。
高すぎれば、もちろん買わない(買えない)けれど、安ければ買うというものでもない。
安いには安いなりの理由があるから、そこを納得できさえすれば、よい選択になる。
結果、失敗したということがあるかもしれないけれど、納得して選択したのなら、あきらめがつくというものだ。
逆に背伸びして高いものを買って、ローンや固定資産税の支払いにあえぐとしても、覚悟して選択したのなら、頑張れるというものだ。
などとエラソーに語ってみたかった。