いつまでも生きがいとか言ってんじゃねぇよ (^^)/

2.25.2012

早く死ねばいいのに

ある元公務員の話。
リタイアした現在、いくつかの会社の顧問をしている。
それらの顧問料を合算すると、それなりの収入になる。
でも、年金も受給している。(厚生年金の被保険者にならないので、年金が支給停止にはならない)

当人いわく、年金は小遣いのようなものだそうです。
年金というのは、言うまでもなく、老後の生活を支える柱であり、必要な財源を後代の負担に求める「世代間扶養」の仕組みです。
それを小遣いのようなものとは、ね。
十分な収入がある者にまで、大盤振る舞いしていたら、そりゃ足らなくなるでしょう。
自分が恵まれていると思ったら、そんなことは、口に出すものではありません。
早く死ねばいいのに、と思われますよ。

2.23.2012

声を合わせて言うな

「GKB47」のキャッチフレーズで、物議を醸したと思ったら、内閣府は、自殺対策のイメージキャラクターに、本当にAKB48を起用するという。
「GKB47」のときに、すでに検討していたというから、笑っちゃうね。
ちゃんちゃかちゃんちゃか。受験生応援の「頑張って」とは違うだろ。

声を合わせて「死んじゃダメ~」とか言うのかな。

2.22.2012

自意識への逃避

「ぼくらも社会の一部にくみこまれてネジか何かの様に働くことを考えねばならないのかもしれません」(尾崎豊の創作ノート)

わかってないね、きみは。
ネジか何かのように働くことは、屈辱だとでも思っているのかい?
ネジが壊れれば、その機械は、やがて正常に動作しなくなるだろう。
きみは、まだネジにすらなっていないし、なれるかどうかもわからないんだ。
ネジにすらなれない者が、他のどんなものになれるというんだい?
社会の一部にくみこまれてネジか何かのように、与えられた役割を果たすことができれば、それだけで上出来の人生じゃないのか。

自分自身を見つめても答はない。
「自分らしく」というような「自分」が、どこかにあるわけじゃないよ。
探せば見つかるとでも?
自分のこと以外に関心を向けたらどうだ。
誰かのために、社会のために、自分を役立てることを考えたらどうだ。
もし、その能力も根気もないとしたら、きみは、それを誰のせいにするつもりだい?
親か、学校か、それとも、世の中のせいかい?

自由に生きたいなんて、ウソつくんじゃないよ。
きみは、自由に怯えているだけじゃないか。

2.20.2012

探す本はたいてい見つからない

探していたのは、別の本だったけれど、乃南アサ「凍える牙」の文庫本が出てきたので、読み始めたら、まるで、テレビドラマの再放送を見ているかのように、おもしろい。
こんな話だったか、と不思議な気がしながら読む。(単に、忘れているだけです)
探していたのは、清水義範の本でした。
自宅にないとわかって、一昨日、疎開先(生家)も探索したけれど、やっぱりありません。
それも、清水義範が、ごっそりないので、おそらくは、2年前に引っ越したときに、処分したのでしょう。

ところで、ちくま文庫から、「パスティーシュ」選集という企画で、全6冊が出ていますが、「パスティーシュ」(フランス語でパロディ作品のこと)という言葉は、どうなのかなと思います。
清水義範のデビュー時に、編集者が売り文句に使ったらしいですが、はじめから、癇に障る言葉でした。
清水本人も、違和感を持ったようなニュアンスのことを書いていた気がしますが、本が売れることに、不満を言うわけもありません。
単なるパロディに収まらないところを「パスティーシュ」なんて言葉に言い換えたのでしょうが、読者を圧倒し、かつ、煙に巻く、アイデアの秀逸さとユーモアに満ちた文体のパワーを、とても言い得ているとは思えません。

2.19.2012

残念な電子書籍リーダー

ソニーの電子書籍リーダーのWiFiモデル(6型)には、ちょっと期待が高まりましたが、実際に、現物を手に取ってみると、「んー」とかたまってしまいました。
第一に、筐体が安っぽい。ツルンとした材質のせいか、角張ったデザインのせいか。
そのうえ、下にずらっと並んだボタンが、無骨でジャマくさい。
ひと昔前なら、これでカッコよかったかもしれませんが、せっかくのタッチパネルが泣きます。
画面は大きくしたいが、なるべく軽くもしたいという要請の中で、デザインの力で、質感を高めることはできたはずです。
ソニーの本屋 Reader Store も、リアルの本屋と変わらない価格では、興醒めです。
電子書籍のメリットは、たくさんあるのに加えて、紙の本より価格も安いとならなければ、普及はおぼつきません。

不幸のループ

一部、ネット上では、「朝9時から仕事」で盛り上がっているという。
平和なもんです。
誰でも参加できる議論だから、余計盛り上がります。
法律なんか持ち出さなくても、「社会人の心構え」みたいな視点で、意見を言えるところが、ウケているのでしょう。
「9時は会社に着く時刻じゃない。仕事を始める時刻だ」という言い方に、一応、賛意を表したいと思います。
あいかわらず、公務員批判が伴っていますが、批判する人も、される人も、「社会人の心構え」という面から、我が身を振り返ってみて、赤面しないですむ人は、かなり少ないと推測しますが、違うでしょうか?
ま、誰かを批判している方が、心理的に楽ですからね。
足下が崩れているのに気付かなくても、いや、気付いたところで、それも誰かのせいにするわけですから、不幸な(幸せなのか?)無限ループみたいなものです。

2.16.2012

泥棒国家2 死人に口なし

「休眠口座」の続き。
金融機関によって「休眠口座」の取扱いは、まちまちらしい。
金融機関としては、管理上の責任があるので、長期間出し入れがない口座は、なんらかの処理をする必要があるでしょう。
時効の問題もありますし、預金者も、その金融機関に口座を開いたわけですから、最終的に、「休眠口座」の残高が、金融機関の収益になるのは、やむえないと思います。
しかし、それが国のものになるというのは、別の話で、どうも違和感を覚えます。

「休眠口座」になってしまった事情も、まちまちでしょう。
口座を作ったけれど、いまは使っていなくて、残高は、ほとんどない。
という人もあれば、一人暮らしの高齢者が亡くなって(あるいは、災害などで一家全員が亡くなって)、どこかに遺族がいれば、相続されるべき預金が、知られずに眠ったままになっている。
なんて例もあるでしょう。

国は、単に、個人の財産を召し上げるのではなくて、基金を作って、「休眠口座」を一括管理し、運用する一方で、もし請求があれば、払い戻しに応じるのかもしれません。
それって、結構、カネも人も必要になる事業じゃありませんか。
第三者機関でやるなんて言ってますが、新しい利権の臭いがしますね。

知ってて解約しないアナタが悪い。
知らぬがホトケのアナタが不運。
死人に口なし。

2.15.2012

泥棒国家

官房長官の記者会見によると、「休眠口座」の預金を復興に使うことを検討中とか。
外国でも、福祉財源に使った例があるそうですし、合理的な考え方だと思いますが、なぜか、不愉快な感じを受けます。
「休眠口座」とは、銀行などで10年以上出し入れがなく、放置されている口座のうち、残高が1万円未満もの、もしくは、1万円以上でも預金者と連絡が取れないものをいうそうです。(全国銀行協会)

最終的に銀行の収入になるよりは、復興に役立てた方がいい。という意見はあります。
しかし、だからといって、国が持って行ってよいものでしょうか?
銀行は「口座」を管理してきた責任があり、10年以上たってからも、請求があれば払い戻しに応じます。
国は、払い戻してくれるのでしょうか?
そのとき、金利は、どうするのでしょう?
「休眠口座」を集めた基金でも作って、そこへまた天下りするつもりでしょうか。

眠っていても、これは、預金者の財産です。
銀行がもらってしまうのは、おもしろくありませんが、国が召し上げてかまわないものではありません。
復興といえば、何でもオッケーになるわけではないでしょう。
10年後、20年後は、どうなっているでしょうか?
いったん作った基金は、どんな運用をしているか、知れたものではありません。
たぶん、この不愉快な感じは、知らないことをいいことに、人の懐に手を突っ込んで泥棒みたいなことをするからだと思います。

(その後、別の閣僚が、国が個人の預金を勝手に使うというわけではないとか、復興財源にしようというのではないとか、訂正していました)

2.14.2012

戸境壁の話

久しぶりにマンションの話。
マンションには、戸境壁(こざかいかべ)というのがあります。
同じフロアの隣の住戸との壁ですが、近年、これに、乾式耐火遮音壁を採用しているマンションが、増えてきました。
これは、従来、マンションでは、一般的だったコンクリート壁(湿式という)に対し、石膏ボードとグラスウールを組んだ戸境壁で、主に、高層マンションやホテルなどに使われてきたものが、中低層マンションにも導入されるようになってきたのです。
メリットは、軽さです。
従って、耐震性にも優れています。

しかし、遮音性が劣るのではないかとか、叩けば壊れるのではないかとか、一部の掲示板で、盛り上がっていたりします。
大手メーカーの資料を見ると、コンクリート壁に劣らない(むしろそれに優る)遮音性能を有していることがわかります。
安アパートの板壁と分譲マンションの乾式壁を、同列に考えてはいけません。
売主(デベロッパー)が、遮音性能(D値)を表示すれば済むことなのに、床(LL・LH値)やサッシ(T値)に較べて、ほとんど表示されていません。(見たことがない)
もちろん、床やサッシと同じく、規格や品質の差は、あるわけですが、聞くところによると、乾式壁は、施工にそれなりの技術を要するらしく(どんな工事にも技術は要しますが)ヘタだったり、手抜きがあると、本来の遮音性を確保できないそうです。
だから、なまじ測定すると、ボロが出るというわけなのかどうか知りませんが、D値は、表示されていません。

思うに、乾式壁よりコンクリート壁が好まれるのは、多分に心理的な理由ではないでしょうか。
隣の住戸は、コンクリートの壁で隔てられている方が、なんとなく安心できるような気がします。
とはいえ、高層マンションでは、乾式壁を使うしか、選択肢はありませんが。

2.11.2012

雪まつり

雪まつりを見てきました。
曇り空で、雪もチラつきましたが、風はなく、わりと暖かかったです。
写真は、ワンピースの大雪像。
市民雪像の方は、制作者のほとんどがナントカチームとか、わけのわからない名前になっていて、これは、企業や政治や宗教などの宣伝をすることを認めないというきまりのためなのでしょうか?
雪像のテーマが、それらの宣伝に当たらなければいいわけだから、グループ名まで制限する必要はないように思います。
ナントカの会とか、ナントカ制作委員会とか、あとは、意味のよくわからないアルファベットとか、そんなの、看板に書かれてあっても、つまらないでしょう。
どこかの会社の有志で制作したのなら、会社の名前を出した方が、「あの会社がこんなヘンテコな雪像を作ったんだー」と、おもしろがる余地が増えます。

精神科医の春日武彦が、エンターテインメント小説を出しました。
「緘黙 ~五百頭病院特命ファイル~」(新潮文庫ですが、書き下ろし)
これが、なかなか読ませるんです。

2.10.2012

根っこが腐っている

原子力に関する国の審議会などの委員24人が、電力会社や原子力関係メーカーから、報酬を受けて講演したり、研究活動したりしていた件について。
原子力安全・保安院は、審議に影響はなかったと発表しました。
これは、情報公開請求を受けたためですが、公表したのは、人数だけで、委員の名前や金額や会社名などは、「個人情報に当たる」として隠しました。
あまりにも、あからさまなので、笑うほかありません。
業界では、持ちつ持たれつ、というわけです。
でも、これって、講演の謝礼や研究費に名を借りた贈賄じゃないのか?
カネをもらっていたら、公平・公正な審議など望むべくもありません。
同じ意見を言うのにも、表現の仕方にバイアスがかかるのではないかと思います。
NHKは、こんな発表をただ垂れ流すだけじゃなく、保安院が、個人情報をタテに公開を拒むのなら、直接、委員全員に取材したらどうでしょう?
審議に影響がなく、やましいカネでないなら、もらった金額も、相手方も明らかにできるでしょう。

2.09.2012

孤立死するタイプ?

Twitter も facebook も、わたしみたいに、偏屈で、交遊関係の狭い人間には、必要ないようです。
その二つは、まったく別のものだと言われそうですが、Twitter は、ツイートするというのが、おこがましくも、物欲しげで、羞ずかしいし、facebook に至っては、現実の世界で、友達でも何でもないのに(ただ知り合いというだけで)、ネットを通じて、友達になりましょうと申し出るところが、アホらしくも、これまた羞ずかしいわけです。
といって、ネットより、リアルの人間関係だよ。ということを言いたいわけではありません。
まあ、いずれにしても、人間関係が貧しいことに変わりありません。
わたしなどは、リアルに孤立死するタイプかもしれません。

2.08.2012

GKB47

政府の自殺対策の標語「あなたもGKB47宣言」が批判を浴び、撤回することになったという。
「AKB48」をもじった「GKB47」が、なんのことやらわからないということもありますが、ちょっとノリがよすぎたところが、不謹慎とされたのでしょう。
「GKB」は「ゲートキーパーベーシック」の頭文字だそうです。
「47」は、都道府県の数。
「ゲートキーパー」という取り組みが知られていないこともあるので、関心を持ってもらうためには、よかったのかもしれません。
これを思いついた人も、たぶんそんな意図を含んでいたでしょう。
しかし、なによりも「これってかなりイケてるかも」と思ったに違いなく、そこが透けて見えるところが、ダメでした。
担当部署で、何段階かの決裁を経て、決められたはずなのに、誰も「違和感」を口にしなかったのでしょうか?
直接、保身にからまない、いわば雑務には、無関心ということかもしれません。
ちゃんちゃかちゃんちゃか歌い踊るアイドルグループが、真面目な顔で、自殺予防を呼びかける、なんてイメージが、涌かないわけではありませんが、受験の応援などとちょっと違うのと、CMに露出しすぎていて、あまりに軽すぎるうえに、ミソもクソもいっしょみたいな不快感を覚えます。
ただ、しかし、深刻ぶったところで、自殺が減るわけもありませんが。

2.07.2012

嫌なら見るなと

ジブリアニメ「おもひでぽろぽろ」を見ました。
もう、どうしちゃったのだろう?
人生にヤケクソになっているとか。
いや、内容にケチをつけるつもりはありません。(20年も前の作品だし)
以前、見たことがあったろうか、と思い起こしてみても、記憶がないのは、たぶん見たとしても、大しておもしろくなかったからでしょう。

それはともかく、気になった点が、ふたつ。
27歳のタエ子の老け顔です。
何のために、ほお骨の線を入れたのでしょう?(ないカットもあるので、線が見えると余計に目立つ)
婚期を逃したとでも強調したいのか?(そんな年齢でもないのに)
冒頭のシーン、会社で1週間の休暇願いを出すときに、上司から「失恋でもしたの?」と、いまならセクハラになりかねない冗談を言われますが、明るく笑って受け流すタエ子の老け顔が、イタい感じで、これは、意図して描いたものでしょうか?
もうひとつは、紅花畑でタエ子を迎える、お婆さんたちの笑顔のカット。
やさしさやあたたかさや懐かしさを表現したはずの笑顔なのに、どういうわけか、妙にホラーっぽくて、気味が悪い。
このあと、田舎屋敷で惨劇が展開されるのかと勘違いさせられます。
ステロタイプのロリコン作画で、ちゃんとした大人を描くのは、難しいのかもしれない。と、意地悪く思いました。

2.06.2012

見るんじゃなかった

ジブリアニメ「海がきこえる」を見ました。
どういうわけか、間違って。
しかも、なんでいまごろ?
魔が差したというべきです。
見るんじゃなかった。
ヒロインの里伽子に、ぜんぜん感情移入できないので、周りのあれもこれもどれも、微妙にシラけてしまいます。
杜崎と松野の友情や、清水明子の存在や、土佐弁など、いい要素が、たくさんありながら、里伽子のキャラクターが、すべてを台無しにしています。
最後のシーン。杜崎が吉祥寺の駅のホームで、里伽子に再会し、「やっぱりボクは里伽子が好きだったんだ」とか何とか、つぶやいて、物語は終わります。
ああ、杜崎君、きみの不幸な未来が見えるようだよ。
原作は、氷室冴子の小説らしいですが、たぶんろくなものじゃないでしょう。