いつまでも生きがいとか言ってんじゃねぇよ (^^)/

6.28.2012

不沈空母

昨日、電力会社の株主総会が、一斉に開催されました。
どこも、「原発推進」を高らかに謳う株主総会でした。
フクシマ以前と何も変わっていません。

これじゃ行くところまで行くしかないな。
このジジイたちのひ孫の世代までは、なんとかなるかもしれない。
あとは、考えてもしょうがないな。(どうせ自分はいないし)
日本という国が滅びても、世界に、惜しむ声は、少ないだろう。
でも、日本発の放射能汚染と金融危機で、世界を道連れにしてやることはできる。
日本列島は、自爆用の核兵器を積んだ不沈空母というわけだ。

6.27.2012

手の打ちようがなくても問題なし

4号機の建屋外壁が、傾いているという。
その傾きは、建屋の西側や南側の広い範囲で確認されていて、先月の調査より大きなものが、あらたに見つかっていると。
しかし、すべての場所で、建築基準法で定められた制限値を下回っていると。

こんな惨状で、建築基準法もクソもあるかよ。
東電は、建屋全体やプールの耐震性に問題はないとしている。
外壁以外の柱で支えられているからだそうだ。
問題があるとは言えんだろうし、手の打ちようがないとも言えんだろう。

いや、こうして発表するってことは、本当に問題ないのかもしれない。
問題があれば、隠すだろうからだ。
手の打ちようがないのは、その通りかもしれない。
外壁が、いきなり崩れたら、予測できなかったのかと批判されるから、いえいえ知ってましたよ、でも大丈夫、耐震性には問題ありませんからねと言いたいわけだ。

6.26.2012

覆水盆に返らず

ファーストサーバのデータ消失事故について。
ネットで「大規模障害の概要と原因について(中間報告)」を読みました。
ここには、おそるべきことが書かれてあります。

原因1「更新プログラムの不具合」
脆弱性対策のためのメンテナンスは、その都度、更新プログラムを作成して行うが、今回、「ファイル削除コマンドを停止させるための記述洩れ」と「メンテナンスの対象となるサーバ群を指定するための記述洩れ」が発生していたという。

「発生」などと自然災害のように表現していますが、これは、あきらかに初歩的なミスでしょう。
劣悪な条件で雇用されたアンちゃんみたいなのが、寝不足か二日酔いで、いつものやっつけ仕事で書いたプログラムに違いないと想像してしまいます。
しかも、毎度手慣れた作業なので、誰も、それをチェックしなかったと。

原因2「メンテナンス時の検証手順の不備」
事前の動作確認の手順は、「あくまでも当該サーバ群を確認すれば足りる」とされていたため、対象サーバ以外に影響が及んだことを確認しなかった。

つまり、確認しないまま、本番に移行したので、関係ないサーバまで巻き込んで、大量のデータを消失させたと。

原因3「メンテナンス仕様の不備」
バックアップ領域にも「同時に更新プログラムを適用」させてしまった。

つまり、バックアップ領域もろともデータを消失させたと。

それで対策(「暫定対策」と称してありますが)としては
1 ダブルチェックを欠かさず細心の注意を払って作業する。
2 対象外サーバの確認作業を追加する。
3 通常のバックアップ以外ではバックアップ領域に修正を加えられないように仕様を修正する。

覆水盆に返らず。
クラウドだけに雲のごとく消えたわけですね。

北海道ブランドが消える

北海道電力は、「計画停電」を計画しているんだぞと、マスコミを使って、盛んにアピールしています。
マスコミも、その発表をただ流すだけです。
しぼった牛乳がダメになると、酪農家のインタビューなどを添えて。

マスコミは、節電の効果や他の電力供給の可能性について、専門家や事業者に取材して、本当に電力が不足するのか、検証するなどということは、もうやらないつもりらしい。

北電は(マスコミも)「節電」で、道民をさんざん疲弊させ、「計画停電」をやるぞやるぞと、さんざん脅かして、やっぱり原発を動かすしかないという世論を作り上げたいのでしょう。

でも、あんまり「節電」されて、むしろ電力が余ってしまったら、それも困ります。
すると、どこかの火力発電所で、突然不具合が発見され、安全のため、一時停止して、点検するとか、そういう措置が必要になります。

泊原発で事故が起こったら、風下の札幌を含めた道央は、高濃度の放射能汚染地帯になる。
北海道の全人口の半分近くが、住む場所を失うのだ。
農畜水産業がダメになるし、観光もダメだ。
北海道ブランドが、この世から消えるわけだ。
そうなりゃ、これからも溜まり続ける放射性廃棄物は、北海道に埋めるしかないな。
支笏湖とか洞爺湖とかを埋め立ててはどうか。

6.21.2012

言葉遊び

「税と社会保障の一体改革」という言葉は踊るけれど、税と社会保障を一体どころか分離して、増税だけを先行させるという。
「税だけを上げるのか」という批判に対し、「いやいや社会保障も棚へ上げますよ」と。
はは。(おもしろくないか)

6.19.2012

不滅のプロジェクト

核燃料サイクルを議論する原子力委員会が、推進側だけを集めて開いていた「勉強会」と称する秘密会議で、政策見直しの4つのシナリオのうちの1つを隠していたことを毎日新聞が報じています。

1 全量再処理+もんじゅ継続
2 再処理継続(余剰分貯蔵)+もんじゅ留保
3 再処理継続(余剰分直接処分)+もんじゅ中止
4 全量直接処分+もんじゅ中止

このうち、3をボツにして、表の小委員会には、1、2、4を提出していたという。
小委員会での議論では、1「全量再処理」や4「全量直接処分」ではなく、必ず2か3に来る。すると、3を選ぶメンバーが出てくる。2なら、もんじゅは、事実上継続するが、3なら中止だ。
それは困る。
というわけで、3は、はじめからなかったかのように隠したわけです。

もんじゅには、莫大な予算がそそぎこまれています。
将来、核燃料サイクルが、実現するかしないかなんて、本当は、どうでもいいのです。
これから先も、何十年と甘い汁をすするために、もんじゅは、必要なのです。

こないだNHKのETV特集で「不滅のプロジェクト」という核燃料サイクルの歴史をやっていました。
すでに引退した官僚や技術者たちが、みずからの過去を語っています。(笑いながら)
夢と現実のはざまで、苦闘した彼らは、延々と負の遺産を積み上げてきましたが、国策という言葉のもとで、すべての責任を免れているかのようでした。

誰のために

経済産業省原子力安全・保安院とか、文部科学省とか、ここで働く官僚たちは、いったい誰のために、仕事をしているのでしょうか?
そりゃ間違いなく、自分たちのために、仕事をしているのですね。
判断の基準は、自分たちのために、なるかならないかです。
長い目で見たら、どうなのか、微妙ですが、とりあえず「事があっても、事なかれ主義」つまり、それは「隠蔽」という意味ですが、自分たちのために、どんなことでもやってのけるわけです。
法律や制度やいろいろ理屈をつけてみせても、自分たちのためになることが、国のためにもなるという仕組みを構築しています。
つまり、優先順位は、あくまで自分たちが上なのです。

犯罪者が国を動かしている

昨年、原発事故直後の3月17~19日、米軍が空から放射線測定を行い、日本の外務省に「汚染地図」を提供していたという。(朝日新聞記事)

それは、SPEEDI の予測データと同じく、北西方向に高線量の地域が帯状に広がるものだった。
「汚染地図」は、在日米大使館→外務省→経産省原子力安全・保安院と文科省へメールで提供されたが、公表もされず、官邸や原子力安全委員会にも伝えられなかったという。

SPEEDI のデータは、放出源情報が得られず、ただの予測にすぎないからと公表されなかったが、米軍のは実測値だ。
そのとき、SPEEDI の予測が、正しいとわかったはずだ。

これは、犯罪である。
誰が、公表しないという判断をしたのか、それはいかなる理由によるものなのか、あきらかにさせる責任が、政府にはあるだろう。

北西方向へ避難した人たちが、高線量の被曝にさらされることを、知っていて、黙っていた。
保安院は、一応反省のコメントを出したが、文科省の言い分がスゴイ。
「アメリカの情報を報告する立場にはなく、当時の対応に不手際はなかった」

もし、自分の家族が、そこにいたとしたら、どうしたんだ?
こっそり知らせて、別の地域へ移動させたのか?

6.14.2012

ひいきのひきたおし

贔屓(ひいき)の引き倒し
意味:ひいきすることによって、かえってその人を不利に導くこと。(広辞苑)

「集団自殺」発言で、野田首相の棺桶に釘を打ってしまった、仙石政調会長代行は、新聞のインタビューで「他の原発も動かすべきだ」と、大いに語り、釘抜きをするつもりかと思えば、棺桶に土をかけ始めました。
いかなる理念や信念が、この方の脳髄の中にあるのか知りませんが、原子力利権と結びつくことで、政権を失うまいとする執念は、感じられました。

すでに持てる者は、失うことを怖れ、いかなる努力も惜しまない。
一方、持たざる者は、面倒なことは人任せで、日々楽に生きたいから、持てる者に対する「嫉妬」以外に、行動原理がない。
だから、持てる者は、持たざる者に対し、大いなる娯楽と適度なガス抜きとわずかな施しを与えることで、余計な努力をしないように、コントロールしようとする。
うまくいくときもあれば、そうでないときもある。
でも、大枠は、変わらないでしょう。

仰るとおりこれは「テロ」

大飯原発を再稼働しなければ、計画停電をやるぞ。と、関電(及び電力業界)が、周辺自治体を恫喝したのでしょう。
再稼働がなければ、計画停電は、必ずやるのです。(必要がなくても)
計画停電が実施されれば、大混乱になります。
どの地域をどの程度やるかは、電力会社の裁量ですから、これは、どこかのテロ国家も真っ青の、合法的なテロでしょう。
周辺自治体の首長も、こんなチキンレースに勝てるわけがありません。
原発の安全性や放射性廃棄物の処理を棚上げしても、守り抜きたい強固な権益が、そこにあります。
国政を牛耳って君臨する麻薬シンジケートみたいなものです。

(古賀茂明氏の「停電テロ」発言に対して)「当社として、そのような事を検討している事実は一切ありません。」(関西電力ホームページ上の5月17日付「お知らせ」)

火力発電所なんかは、しょっちゅうトラブルがあるし、いつ停まってもおかしくない。
しかし、そんなことを画策しなくても、「15%足りないから計画停電します」と、やればいいだけのことだ。
原発を動かさなければ、利益も確保できない、社員のボーナスも福利厚生もままならない、天下りも受け入れられないし、政治家の子息も面倒見られない、地元自治体へ寄付もできないし、地元自治体首長の親族会社へ工事を発注することもできない、マスコミのスポンサーにもなれないから、そらエライことですわ。

6.12.2012

何を知らされても驚かない

文部科学省が、昨年3月15日、SPEEDI のデータを使って、モニタリングの場所を選定していたという。

別に、もう何を知らされても驚かないよ。
放出源情報がない、ただの予測データだからと、避難区域の判断にも使わず、もちろん住民たちにも知らせない一方で、自分たちの仕事には使っていた。(さらに、米軍にも提供していた)

化けてもシッポが見える

大飯原発3・4号機再稼働の首相記者会見。
厚顔無恥という言葉があるが、テレビ画面いっぱいに映ったタヌキ顔に、日本中、見ている方が恥ずかしかったろう。
でも、恥ずかしくても、これが、わたしたちの国だ。

地震と火山の列島の上に、54機もの原発を設置したこの国は、世界を人質に取った自爆テロ国家みたいなものだ。
未来があると思うから、心配になる。
そんなもの、ないと思えば、気楽になれる。
再稼働でも何でも、好きにやればいいさ。