どうでもいいこと
(きっと)返品のきかないパソコン部品の値段は、2,480円だったが、この本は、それよりわずかに高かった。
「インターネットはいかに知の秩序を変えるか?」(原題:The Power of the New Digital Disorder)
著者が博学なのは、よくわかる。
さまざまな分野のおもしろげなエピソードが満載されていて、パラパラと目を通すと、値段の高さと邦題の陳腐さにもかかわらず、買おうかという気にさせる。
でもって、買って読んでみたら、これが意外とつまらなかった。
どこに結論があるのか、わからないレトリックが、延々と続く。
最後まで読まなかったけれど、訳者には、敬意を表したい。
仕事のためとはいえ(仕事だからこそか)ご苦労さんと言いたい。
無駄金を忘れる方法。
コーヒー1杯の値段と同じだ。
とか、本1冊買ったと思えば。
とか、考えるけれど、買った本は、必ず最後まで読むという人が、世の中に、結構多く存在することを知って以来、自分の場合は、すべて無駄金に近いと言われても仕方ないので、本の例が使えなくなった。
これからは、パソコンの部品や周辺機器を買ったと思うことにしよう。
マウスなんか、わずかな値段の差で、安物を買い、すぐ壊れるという愚を繰り返しているからだ。
(どうでもいいことを)