やはりリタイアが近付いてくると、その後の生活について、想像してしまいます。
一般的な常識からいえば、無趣味というのが、まずいけない。
次に、人間関係の希薄さがいけない。
そんなことはわかっているつもりですが、かといって、ムリに新しい趣味や人間関係を求める気になりません。
というか、趣味について言えば、始めるのに遅すぎるということはないと思うからです。
何であれ、肉体的な制約はあるでしょうが、その気になりさえすれば、年齢に合った楽しみ方はできるはずです。
結果的に、こんなに愉しいものなら、もっと早くに始めておけばよかったと後悔するかもしれませんが、それはそれです。
とりあえず、やりたいことがないんだからしょうがない。
(でも、だからどーなのさ?)
もうひとつ、人間関係について。
豊かな老後は、どれだけ多くの人に関わりを持って生きられるかにかかっている。なんて、まことしやかに言われることがありますが、それは、理想にすぎません。
というか、老境の蜃気楼みたいなものでしょう。
安心できるごく少数の人が身近にいればよく、あとは、一定の距離をおいて、互いに決して踏み込まない、限りなく他人に近い関係の人たちが、多少いればいいのです。
安心できるごく少数の人に先立たれたら?
そんな心配をしてもしょうがありません。
老人は、みなさびしい。
でも、自分は、こんなステキな趣味に打ち込むのに忙しく、大勢のステキな人たちに囲まれているから、全然さびしくない。と思いたいだけです。
人と触れ合いたいなら、いつでもどこでも、可能でしょう。
新しい人間関係も、遅すぎるということはありません。
よい人間関係は、長い年月をかけて信頼を積み重ねていくものだ。なんてのは、ウソです。
期間は関係ありませんし、年齢も関係ありません。
リタイアしたら、毎日、無為に過ごしたい。
人に会いたくないし、何も考えたくない。
なるべくボーッとして過ごしたい。
そう思います。
(要するに、ボケの始まりです)